診療放射線技師の大学一覧！偏差値ランキングやおすすめの選び方！

「診療放射線技師になりたい！　どうやればなれるの！？」

そんな疑問にお答えするため、今回のエントリーは放射線技師になるための二つのルートの一つ、大学ルートについて書いてみようと思います。（専門学校ルートの方は 下記の記事をご参照ください。また学費についてもまとめてあります。）

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なお、全く知らない人のために前提知識を箇条書きで先に書いておきます。

• 放射線技師になるには国家試験に合格しなければならない
• 国家試験を受験するためには受験資格が必要
• 受験資格を得るためには大学の放射線技師学科（４年）または放射線技師専門学校（全日３年・夜間４年）を卒業しなければならない
• 大学および専門学校に入るためには高卒資格が必要

というわけで、以下で述べる内容は放射線技師になるための国家試験受験資格が得られる大学、即ち、放射線技師学科を持つ大学についてのことですのでご注意ください。

診療放射線技師の大学（国公立、私立）はいくつあるの？

国立大学が１１校、公立大学が３校、私立大学が１8校の合計３2校（帝京大学は医療技術学部と福岡医療技術学部の２学部設置）あります。特に、放射線技術学科を持つ国立大学がバランス良く日本各地にありますので、学力次第ではそう遠くない大学に通えるのではないでしょうか？

また、カウントはしませんが短期大学が１校あります。
後述しますが、私個人の感想ですが、大学と比較するならばあまりオススメはしないです。

診療放射線技師の大学偏差値ランキング一覧！

以下のデータは２０１６年のデータです。

国公立大学

私立大学

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オススメの大学ってあるの？

これは色々な観点からの意見があるところでしょうが、それら全てを払い除けて、私がまずオススメするのは、『就職したい地方・地域に出来るだけ近い大学』を選ぶことです。

『学閥』というと聞こえは悪いですが、大きな病院の就職はその病院の放射線技師にOBがいるかどうかで大きく変わります。大学卒の技師が大病院の就職に有利なのは、そういう事情があります。

少々極端な例を出しますと、大阪で就職したいのに九州大学を出てもなんのコネも無く、大阪大学卒の技師と就職で並んだ時に大きく不利に働く可能性がある、ということです。

なお、専門学校の全日制同様に３年間で受験資格が得られる川崎医療短期大学は変わり種ではありますが、やはり短大と大学の違いを考えると、給与や就職のことを考えるのであれば通常の大学に行ったほうが良いかもしれません。

大学と専門学校とでの一番の違いは就職のしやすさと給与面に尽きると言えるところ、短期大学はそれらのメリットを享受しきれないからです。

前記のとおり、よりよい就職口と、よりよい給与待遇を得るために、自分の学力で届く範囲の大学で就職希望地に近い大学を選ぶのが良いと思います。

まとめ

さて、色々と書いてきましたが、総じて言えることは、皆様がもし大学の放射線技術学科ルートで診療放射線技師になる道を選んだとして、そのキャンパスライフはおそらく、多くの中高生が思い描くような『よくあるキャンパスライフ』とは少々異なるかもしれない、ということです。

大学によって学べる内容やサークル・クラブ活動なども気になる気持ちはわかりますが、放射線技師学科生は入学した時点で将来の道が決まっているのです。その時点で、皆様は他の殆どの大学生とは立場が異なります。

キャンパスライフを満喫して、自分の興味のある業種を選んで就活をする……という未来は、残念ですが皆様にはございません。就活先はほとんどが医療機関しかないのです。

よって、一生この仕事で食っていくという気概が求められます。

放射線技師は一生、終わることのない勉強の連続です。

そのような職業になるため学校を選ぼうという皆さまも、そう遠くない将来に、我々と同じ立場になることを当初からイメージしておくことをオススメします。

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