放射線技師に英語力は必要?自分の人生設計から逆算して考えよう!

「診療放射線技師って英語が出来ないとダメ?」

英語力が必要か……とても難しい質問ですね^^;

個人的には思うところがあるのですが、ここは結論を急がず、まずは色々なケースで考えてみましょう。




1.学会発表での英語力の必要性

国内発表であるなら英語での記述は特に不要です。

しかし、そもそも学会発表を積極的に行うような放射線技師は殆どは大卒であり、入学時のレベルの程度も含め、それなりの英語力を備えているはず。海外の英語で書かれた論文を読むのに苦労しない程度の英語力があれば十分と言えます。(もちろん、そうでない人も沢山いますが、だったら頑張って勉強しましょう。)

論文を海外発表する場合、英語力は読むだけでなく英語での記述と、壇上で話せるだけの総合的な英語力が求められるでしょう。

2.日常業務での英語の必要性

ほぼ無いです。
……が、出来るに越したことはないです。

せめて、撮影に関する最低限の説明ぐらいは出来るとよいでしょう。(着替えてください、ここに手をおいてください、息を止めてください・楽にしてください、等)

これらは、英語表記の説明をプリントして必要に応じて患者に渡すことでも手っ取り早く確実に代用出来ます。よって、英語の必要性はさほど高くはないと言えます。

日常的に外国人患者は訪れますが、大抵は通訳の方が横についています。あるいは、カタコトぐらいは本人が喋れますので、ジェスチャーを含めれば意思疎通は十分可能です。

ちなみに、外国人患者は別に英語圏あるいは英語が話せる人の多い国の人に限りません。英語ができたところで、英語が話せない外国人が来た時は全くの無力です。

英語にこだわるより、ジェスチャー等交えてなんとか説明するスキルを身につけると良いでしょう。(というより、現場で長くやっていれば自然と身につきますね)



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3.留学する場合

留学するほどの放射線技師は技師の中でもトップクラスと言えます。おそらくは、それまでの輝かしい人生の中で必然として一定以上の英語力を備えており、留学を決意するに当たり事前に自ら進んで英語を本格的に習得されることでしょう。

よって、心配はご無用です。

むしろ、留学するような放射線技師になるために何が必要か?という所から逆算して人生設計をされると良いでしょう。

まとめ

結論として、必要性はさほど高くない、といえます。

しかし、ここからは個人的な意見になりますが……必要ないからやらない、と言っていては世の中は『必ずしも必要ないものばかり』です。その結果、英語に限らず「必ず必要ってわけじゃないし無理して勉強しなくていいや」という安易な考えに人間はすぐ堕するものです。

この点、周りの技師が軒並み英語が話せない中、仕事にはさほど影響しなくとも自分はバッチリ喋れるよ!ということを自分の有力なスキルの一つと捉えてそれを磨き続けていく姿勢は、雇用主・上司を始め、周囲からも含めて高く評価されます。履歴書にも胸を張って記載できるスキルです。

そのあたりを踏まえて、プロの職業人として、果たして物事を必要性だけで決めていいのだろうか?という疑問と、自分なりの回答あるいは行動を起こすことで、貴方の人生はより豊かに――具体的には、よい給料・よい待遇を得る機会が増える元になるのではないか、と思います。

なので、私からの個人的な結論は『放射線技師はただでさえ勉強の人生。必要性とか関係なく、英語ぐらい簡単なんだから勉強しとけば、それだけでもアドバンテージになりますよ?』ということですかね……(苦笑)



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